FAQ

  1. 「学習スペース」はエネルギー消費の点で不都合ではないでしょうか?
  2. 本棚や閲覧席の数は増えますか?
  3. 所蔵している本の電子化による、利用の利便性と所蔵スペースの倹約を検討してはいかがでしょうか?

1. 「学習スペース」はエネルギー消費の点で不都合ではないでしょうか?

 設計にあたっては、以下のような工夫をしています。

  • 室内に入る日射量を抑える
     太陽光パネルを組み込んだ壁面ルーバーを設置することによって、夏期の強い日差し、特に西日を遮ります。 また、断熱性能の高いペアガラス(Low-Eガラス)を採用。 ガラス表面にはセラミックプリントを施し、室内からの景色を妨げることなく、遮光性能を高めます。
  • 創エネ
     太陽光発電パネルを屋上と壁面に設置し、発電します。
  • 自然換気
     窓際の学習机毎に換気装置を設け、自然通風を行います。
 なお、学習スペース部分を除く図書館本体は、そのほとんどが地下に設置されますので、新図書館全体としては、現図書館よりも消費エネルギーが少なくなると試算されています。

2. 本棚や閲覧席の数は増えますか?

 資料の収容可能冊数・閲覧席数ともに約10%増やすことを目標に、詳細設計を行なっています。
 建築面積は約7,500m2から約8,500m2へと1割ほど増えますが、空調設備など建物の安全性と 利用の快適性のための諸設備により多くの面積が必要となり、通常の図書館業務に使える面積は、現図書館よりも小さくなってしまいます。
 そこで、集密書架(移動書架)を導入することによって面積の有効活用に努めます。 集密書架化によるサービス低下も考えられますが、学術情報の電子化が進展することと合わせて、当分は運用できるものと試算しています。 将来的に面積が不足した場合には利用区分を見直すとともに、大岡山キャンパスだけでなく、すずかけ台キャンパスや田町キャンパスをも 総合的に検討して附属図書館全体としての収容力を上げ、対処していきたいと思っています。

3. 所蔵している本の電子化による、利用の利便性と所蔵スペースの倹約を検討してはいかがでしょうか?

 現在の法体系の中にあっては、所蔵している本を勝手に電子化して利用に供することは、実質的に禁じられています。
 ただし世の中は確実に電子化の方向へ動いていますので、電子ジャーナルだけではなく図書(特に参考図書)についても徐々に導入をはかっております。 また、電子ジャーナルについても予算の許す範囲でバックファイルの購入に努めております。