設計コンセプト 1

設計コンセプト 1 2 3 4

東京工業大学における図書館建築: 交通動線の結節点

図書館は、大学においては「学び」の場の中心であり、また「知の集積」の場でもあります。 そのため図書館は「大学の顔」であり、大学で最も重要な施設のひとつでもあります。 今回の建て替え計画に際して、新図書館の規模設定や配置計画が慎重に行なわれました。

新図書館は、2005年からスタディしている大岡山キャンパス計画における重要な緑の軸線上に乗るように計画されました。 本館正面から本館前プロムナードを通り北へ真っ直ぐに伸びる軸線と、 正門から百年記念館と東急線に対して平行に伸びる軸線の交差するところに配置しています。

ここは、大岡山キャンパスのいわば中心で、大岡山キャンパスの大多数の学生・教職員が毎日通過する場所であり、 キャンパス内の結節点といえます。歩道・車道の分離も、可能な限り徹底します。 この敷地は、現第一食堂付近に将来計画されるであろう(仮)学生会館棟と 現図書館跡地に将来計画されるであろう(仮)デジタル・アーカイブ棟への連絡も容易であり、 キャンパス全体を有機的につなげていこうという将来キャンパス計画への布石ともなります。

新図書館の交通動線

設計コンセプト 1 2 3 4