概要
欧米科学史・技術史・科学方法論資料集成は、17-19世紀を中心に、欧米における科学の歴史の基本となる文献を網羅的に集成した史料大全です。本学は、日本における科学史・技術史・科学方法論の教育と研究の拠点校としての役割を果たしてきたところから、平成11年度に、文部省から「大型コレクション」の予算配当を受け、このコレクションを購入しました。
コレクションリスト
このコレクションには、次のものが含まれています。
■ 個人全集および著作
◇古代~中世
- ラテン語版のアリストテレス全集。
- ラテン語版のアヴィケンナ全集。
◇17世紀
- ケプラーの全集。19世紀に出版された8巻物。(古書)
- ガッサンディの著作集。
- デカルトの全集。
- ボイル全集。
- ボイルの自伝的記述や同時代人たちのボイルに関する記述を集めた資料集。
- ライプニッツの哲学関係の著作集。2種。
- ライプニッツの数学関係の著作集。
- ライプニッツの書簡集。
◇18世紀
- オイラーの全集。
- ベルヌーイの全集。
- ラグランジュの全集。
- ラヴォワジエの書簡集。
◇19世紀
- ガウスの全集。
- ガウスの書簡集。
- リービヒが出した著作(英語版が中心)原書。9点。
- ダーウィンの全集。
- ダーウィンの書簡集。
- バベッジの全集。
◇20世紀
- ベーテの原子核物理学関係の論文集。
- パウリの書簡集。
■ 科学の古典
- バーチによるロイヤル・ソサエティの初期の歴史。
- ベックマンの『西洋事物起源』の原著。
- ヘッケルの形態学論。
■ 古典叢書
- ナイト編纂の19世紀化学史関係の古典を集成した資料集。ラヴォワジエ、ベルトレ、ベルセリウス、ファラデー、リービヒ、ローラン、ヴュルツ、ロッキヤー、ファント・ホフの著作を含む。
- 19世紀における科学哲学的な著作の集成。J. ハーシェル、W. ヒューエル、G. H. ルイス、ヘルムホルツ、マックスウェル、W. S. ジョヴォンズ、W. K. クリフォード、マッハ、ポアンカレなど。
■ 科学史通史
- グメリンによるルネサンスから18世紀までの化学史。
- ヴォルフ編纂の1935-38年に刊行された16-18世紀の科学史通史。
■ 学術雑誌
- The Yearbook of Facts in Science and Art, 1866-1880, Repr. 1996, Routledge/Thoemmes Pr./UK
- Science in the making vol 1-4, Taylor & Francis, 1999.…Philosophical Magazineに掲載された科学関係論文の抜粋集。創刊の1798年から1998年までの200年間を50年ずつ4巻にまとめたもの。
- Ambix: Journal of the Society for the History of Alchemy and Early Chemistry, Vols. 1-28, 1937-1981, Taylor & Francis/UK
利用方法
利用方法についてはコレクションの利用についてをご覧ください。