設計コンセプト 4

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自然光、自然通風を考慮した地下のワンルーム空間、学生のリビングルーム:図書館

気温変化の少ない地下は、静かであり落ち着きがあるスペースになります。 図書もある程度照度の低いところのほうが好ましく、有名大学の図書館の多くが地下に設けられています。 地下1階と地下2階にフロアは大きく2層に分かれますが、大きな吹抜けによって空間は一体化されます。 とくに地下1階の書架は4段と低く設定され、部屋全体が見渡せる広がりのある空間構成となります。 レファレンスまわりなどの学生が長い時間を費やし人が溜まるスペースにはサンクンガーデンを掘り込み、 自然光や自然通風を得られる計画になっています。

地下空間図


学部学生の居場所となり個室感のある学生の書斎:学習スペース

東工大では、学部4年生から研究室に所属し多くの学生が自分の机やパソコンをもつことができます。 しかし、1~3年生が静かに学ぶ場所には恵まれていませんでした。 また学生が少人数で集まりグループ活動する場も限られていました。 新図書館の三角形の学習スペースは、キャンパスの風景を眺めながら、学習やグループ活動に集中できる環境を整備します。 図書館の一部ですので最低限の規制はありますが、ここでは過度の静粛性は求めず、友人達と議論しながらレポート問題に取り組んだり、 リラックスして本を読んだりすることができます。

ガラスハウスの模型とキャンパス内動線

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